SENDAI / Internal Product Overview

SENDAI — プロダクト概観

アパレル MD のための、発注配分データプラットフォーム

作業に追われる存在から、判断者へ。
SENDAI は MD(マーチャンダイザー)と DB(ディストリビューター)を煩雑な発注・配分業務から解放し、ブランドを育てる判断に集中できる状態をつくる AI データプラットフォームです。

サマリ

アパレル小売の 品番増加 × 人手不足 × 薄利多売 が交差する構造的限界に対し、30〜100 店舗の中堅アパレル企業を主ターゲットとした発注・配分の意思決定支援プラットフォーム。

ERP / POS / WMS / EC のデータを統合し、集計 → 可視化 → 意思決定 → 伝達の 4 ステップを SENDAI 一本で完結させる。発注・配分業務は計画の修正と承認のみに

「業務課題の解消 → クリエイティブな業務 → ブランド価値の永続」 の 3 フェーズで ブランド専用 AI を確立する

01Why Now — なぜ今、アパレル意思決定の支援か

アパレル小売は、長く「変わらない業界」と言われてきた。いま、それが構造的な限界を迎えている。SENDAI はその変化点で、意思決定の側に立つプロダクト。

1.1アパレル業界の特徴

アパレル小売の構造的限界

品番増加  ×  人手不足  =  人力調整の限界

→ 在庫リスクの常態化

これに加えて、アパレル特有の 3 つの構造 が限界を一段深くする。

① 薄利多売構造

1 着あたりの粗利は薄く、セール処分・滞留在庫・値引きロスで利益が即相殺される。発注・配分の精度が 粗利と営業利益に直結 し、ミスが致命傷になる。

② 圧倒的な SKU 数

色 × サイズ × シーズンで 1 商品が数十 SKU に膨らみ、MD は 数千 SKU を同時管理。判断ロジックが構造化されず属人化の温床になる。

③ 業界のレガシー性

Excel / FAX / 電話の属人運用が常態化。デジタル化の絶対水準が他業界より低く、業務システム全体が変わりにくい。

1.2既存システムの状況

業界主要システム(コモンズ / FULL KAITEN / アラジン / CMS / MDSS)はそれぞれの守備範囲を超えて動いておらず、新しい配分判断・新商品初期配分・長期予測といった「いま必要な領域」が空白のまま残っている。

1.3アパレル特化が機能する条件

1.1 の構造的特徴と 1.2 のシステム空白が交差する地点に SENDAI の主戦場がある。さらにアパレル集中で次の 2 つの強みが立ち上がる。

変革余地が最大

レガシー性が高いほど新しい仕組みが効きやすい。Excel / FAX / 電話の常態運用は、デジタル化の伸びしろが最大の業界であることを意味する。

業界集中による予測精度向上

同業界のデータが蓄積するほど、AI モデルが 業界共通資産 として機能する。アパレル集中が長期の競争優位を作る。

1.4ターゲットマッピング

SENDAI の価値は 配分の複雑性 が高いほど大きい。配分先が少ない業態(EC 専業 / 店舗数極少)には刺さらない。ターゲット判定は次の 2 軸。

軸 1 — 配分の複雑性

配分先 = 店舗 + EC + 卸先 + 取引先

合計が多く多様なほど SENDAI の価値が大きい。卸主軸のメーカー卸も、取引先を配分先と捉えれば対象。EC 専業のように配分先が事実上 1 つだと、SENDAI が解く問題が存在しない。

軸 2 — 売上規模

コアターゲットは 40〜80 億

投資余力 × 組織の成熟度 × MD / DB 職能の存在。40 億未満は ROI が出しにくい。80 億超は SAP / 独自 ERP の領域で要件が肥大化しがち(非ターゲットというよりメインターゲットから外れる可能性)。

業態タイプ 売上 40〜80 億 規模が外れる 代表例
A-1 直営多店舗 × 計画生産(SPA / 垂直統合) ◎ コアターゲット ○ 適合 マザーズインダストリー(自社ブランド SPA、約 180 店舗)
カイタックインターナショナル(A-1 + A-2 複合、パラスパレス等)
リーガルコーポレーション(靴・垂直統合:直営 163 店 + 卸)
A-2 百貨店卸 × 計画生産(インショップ) ◎ コアターゲット ○ 適合 フランドル(INED 等、約 90 店舗、運用中
B セレクト / ハイブリッド型 ○ 適合 △ 個別判断 丸高衣料(子供服ハイブリッド:直営 30 + コーナー 300 + 卸 + EC + 自社工場)
PM 卸 メーカー卸(取引先 = 配分先) ○ 適合 △ 個別判断 TS デザイン(TS DESIGN、ワークウェア、卸主体 + 自社 EC)
A-3 / A-5 EC 専業(D2C / QR 含む) × 非ターゲット(配分先が事実上 1 つ) COHINA、10YC、ALL YOURS、SHEIN(参考)
店舗数極少(〜10 店程度) × 非ターゲット(配分先が片手で足りる)
非ターゲットの本質

配分先が構造的に少ない → 在庫管理の悩みそのものが薄い ことが本質。1 か所モデル・店舗少数モデルは SENDAI が解く問題が業務上発生しない。逆に 卸主軸でも取引先が多ければターゲット になる、というのが「配分の複雑性」を主軸に据えた帰結。

02解いている問題 — 意思決定の 4 ステップが詰まっている

MD の業務は 「集計 → 可視化 → 意思決定 → 伝達」 の 4 ステップに分解できる。各ステップにそれぞれ別の詰まりがあり、SENDAI はこの 4 つを 1 つに統合して解く。

2.1毎週起きていること — 4 ステップとそれぞれの詰まり

アパレル中堅企業の MD / DB は、業界呼称で「52 週」と呼ばれる年間サイクルの中で、次の 4 ステップを毎週繰り返す。

STEP 1
データを集計する
STEP 2
データを可視化する
STEP 3
意思決定を行う
STEP 4
意思決定を伝える

複数システムからデータを抽出・突合している。Excel で集計作業を地道に実行している。

システムの分断

単純な予測にとどまり精度が足りない。Excel で可視化するには限界を感じる。

エクセルの限界

参照すべきデータが多すぎる。意思決定の最中にも在庫が変わる。

難易度が高い

伝達先によりフォーマットが異なり複数の資料作成が発生。計画をシステムに手打ちしている。

システムの分断

配分表作成だけで 毎週 6 時間。数千 SKU の正解を出し続ける認知的プレッシャーで「勘」配分が常態化し、過剰在庫と欠品が同時発生 する。

2.2業界既存システムの分布

システムカバー範囲SENDAI の立ち位置
コモンズ(旧 UCS)商品配分・出荷指示・チャット連携対象(フランドル他で運用)
アラジン(アイ社)在庫・売上の集計連携対象
FULL KAITEN3 プラン階層:在庫分析 / 在庫配分 / 補充発注プラン階層で 競合 or 棲み分け が変わる

2.3SENDAI の優位性 — AI を業務フローに組み込む

既存システム(FULL KAITEN 等)も AI 予測は持つ。差別化は AI がどこに置かれているか。既存の AI は業務フローの外で計算し、結果だけが渡される。SENDAI は AI を業務フローの内側に置き、対話的な問い合わせ・定性情報の取り込み・提案の再生成を担わせる。これが他のすべての差分の源。

FULL KAITEN〈在庫配分 / 補充発注〉 SENDAI
AI が扱うデータ 機械学習で 定量データ を予測(毎日再学習)。売上・在庫・LT から発注点・配分量を算出 数値予測に加え、LLM で定性データも取り込む。「銀座店は近隣競合店の閉店で動きが良い」「このカテゴリは世界観上抑えたい」を業務フロー内で配分に反映
業務スコープ 機能ごとに 個別プラン(〈在庫ドック〉〈在庫分析〉〈在庫配分〉〈補充発注〉)。揃えると プラン費用が積み上がり、機能間連携も顧客側で組む 必要 集計 → 可視化 → 意思決定 → 伝達 を 1 プロダクトで一気通貫。データ受け渡しもシステム内で完結し、AI も業務の各ステップに常駐
新商品配分 次シーズンの 生産量予測 はカバー。店舗別の月次初期配分(予約調整 → フリー配分 → 出力)までは明示されていない 新商品配分パイプラインを専用実装。月次サイクルで完結し、フランドル現行運用と 99%+ 数値一致を達成済み

業務に組み込まれた AI の 3 つの現れ

① 定性データを乗せる

属人知が、消えない資産に

LLM が現場の文脈を業務フローの中で取り込む。これまで属人化していた現場知が、誰もが参照できる資産として残る。

② 各ステップに AI が立つ

業務の流れに沿って常駐

集計・分析・意思決定・伝達の 各フェーズに AI エージェント(補充発注 / ダッシュボード / データ探索 / なんでも AI)。

③ レビュー前提の業務フロー

判断責任は人間に残せる

AI 提案を そのまま流すのではなく、レビューと承認が UI の中心。AI が業務フローに同伴するからこそ判断責任は人間に残せる。

03目指す姿 — 作業者から、判断者へ

02 で示した「AI が業務フローに組み込まれた状態」の先で、MD / DB は 作業者から判断者へ 移る。これが SENDAI の機能取捨選択の基準。

3.1役割転換 — 作業者 vs 判断者

Before — 作業者After — 判断者
プロセスゼロから入力・計算AI 案をレビュー・承認
頭の使いどころ数値の集計・配分の手作業ブランドの育て方・店舗の方向性
時間毎週 6 時間毎週 30 分

3.2これを Mission / Vision / Values に明文化する

役割転換を組織として持続させる言葉が Mission / Vision / Values。外向けには次の一文で表現する。

作業に追われる存在から、未来を追う存在へ変革する。
SENDAI は MD と DB を煩雑な発注業務や配分業務から解放し、ブランドの未来をつくりあげるための AI データプラットフォームです。

Mission

リテールの脳力を、『判断』に解放する。

MD の頭脳は、データ集計や数量計算ではなく、ブランドを育てる判断に使われるべき。SENDAI はその前段を引き受ける。

Vision

発注業務を、毎週の確認作業に。

「作る作業」を「確認する作業」に変える。これは 役割の置き換え であって、単なる自動化ではない。

Values — 役割転換を支える 3 つの規範
  • 時間を最高の資源として扱う — 顧客の時間も、自分たちの時間も。判断には時間が要る
  • 根拠を見えるところに置く — AI が出した数字には必ず根拠を併記する。レビューと承認が成立する条件
  • 現場の業務を深く理解する — 業界を「外から最適化」しない。判断者の隣に立てる距離感

3.3この転換は誰に効くか — ステークホルダー

役割転換は本人(MD / DB)と経営層の 両方に効く。だから 2 つのステークホルダーで導入が進む。

役割転換でどう変わるか関心事
Champion:本部 MD / DB本人が 作業者 → 判断者発注業務の負荷削減・判断の質向上・専門性が剥がされないこと
Economic Buyer:経営層本部の 判断品質が上がる ことを通じた経営改善粗利・営業利益・在庫回転率の改善

04プロダクト体験 — 判断者の隣で動く AI

03 で示した 「判断者」 が実際に触るのは何か。SENDAI のプロダクト体験は The Review Feed を中心に、夜間に AI がデータを整え、朝に判断者がレビュー・承認する 1 本の流れで設計されている。

4.1外部システムから 1 プラットフォームへ

判断者の画面が成立する前提として、まずデータが揃っている必要がある。SENDAI は ERP / POS / WMS / EC から ETL で取り込み、確定した発注計画も別システム・メール・CSV / API で 自動連携する。

ERP
POS
WMS
EC
↕   ↕   ↕   ↕
SENDAI
集計分析配分計画補充計画予測

4.2動線 — Proactive Generate → Human Review → One-Click Approve

前夜 / バッチ

Proactive Generate

夜間バッチが翌週分の補充発注ドラフトを自動生成。MD は朝、結果だけを見る。

月曜朝 / 担当者

Human Review

The Review Feed で AI 提案を確認。補充マトリクス上で 数量を直接微調整、複数商品をまとめて承認する。

確定

One-Click Approve

承認ボタンで発注を確定。Excel / CSV / API で既存物流フローにそのまま乗る。

4.3The Review Feed の体験

UI の中央には配分対象品番が並ぶ補充マトリクス。1 商品ずつ捌くのではなく、複数商品を 1 つの「物理出荷単位」としてまとめてレビューできる構造。

補充調整画面 — 品番リストと店舗別補充マトリクス
FIG 4.3.1補充調整画面(ADJUSTING):左に品番リスト、右に店舗別の補充マトリクス。在庫週数(現在の在庫が何週間分の販売量に相当するか)と 補充提案数 を並べ、SKU 単位で根拠を見ながら数量を微調整できる。
発注レビュー画面 — 複数商品まとめてレビュー
FIG 4.3.2発注レビュー画面(REVIEWING):複数商品を まとめて確認・一括承認。1 商品単独配分の非効率を構造で解消(設計原則 ② の具現化)。
  • SKU 単位の Diff 表示 — 在庫週数・週販・提案数を並べて、判断の根拠を一目で
  • その場での数量微調整 — マトリクス上で増減できる粒度

4.4主要モジュール

モジュール役割
補充発注パイプライン ★ コア既存商品の在庫切れ防止。需要算出 → 配分 → 発注ドラフト生成。
新商品配分パイプライン ★ コア新商品の月次初期配分。予約調整 → フリー配分 → 確定 → 出力。
倉庫発注パイプライン ★ コア仕入先 → 倉庫の調達発注一式。類似度本実装は v0.2 で。
対話型 AI エージェント(4 種類)業務フロー内 3 種:なんでも AI(RAG サポート)/ ダッシュボード AI(カード横断分析)/ 補充発注 AI(書込み可)+ 業務の外側を掘る データ探索 AI(自然言語 → SQL → 回答)。
柔軟な BI ダッシュボードKPI カード・売上推移・在庫推移を 12 列グリッドに DnD 配置。テナント別カスタマイズ。
柔軟なマスター商品・店舗に結び付けたい情報を自由に管理。独自カラムの追加・編集が可能。
ETL システム顧客 CSV →(顧客固有ロジック)→ 標準フォーマット → DB。初回と日次で同一ロジック。
画像連携モジュール商品画像(絵型)の取得・表示・類似品検索への活用。視覚情報が判断の主軸となる業界であるアパレルへの対応として、商品詳細カード / 新商品配分 / 倉庫発注で利用。

主要モジュールの実画面サンプル:

新商品配分の配分マトリクス画面
FIG 4.4.1新商品配分パイプライン:配分マトリクスで 取置配分 → フリー配分 の動線。店舗 × カラー × サイズの初期配分を月次サイクルで完結(FULL KAITEN 等の既存システムでは 明示的に提供されていない領域)。
ダッシュボード画面 — KPI / 売上推移 / 店舗別売上 / ランキング
FIG 4.4.2柔軟な BI ダッシュボード:12 列グリッドに各種カードを自由配置。実画面例は KPI / 売上推移 / 店舗別売上 / ランキング / 在庫回転率 を表示。

05設計思想 — Accommodate Your Reality

機能リストを覚えるより、これを覚えてほしい。新しい機能要望が来たとき、ここに照らして判断する。

5.1「Fit or Die」ではなく「Accommodate Your Reality」

従来の業務 SaaS は 「標準業務に合わせてください、合わなければ使わないで」(Fit or Die)の発想。中堅アパレル企業に刺さらない理由は単純で、現場の文脈が SaaS の想定を超えて多様だから。

SENDAI は逆を取る。「あなたの現実を、そのまま乗せられる形に SaaS の側を曲げる」。ETL 設計・対話型 AI・レビュー UI・柔軟なマスターのすべてに通底する思想。

02 で打ち出した「AI を業務フローに組み込む」もこの思想の具体実装の 1 つ。機能・データ構造・営業戦略のすべてが Accommodate Your Reality に貫かれている。

5.23 つの設計原則

原則意図
① 高いカスタマイズ性
業務上の変数が変更可能
配分判断の 5 変数(売上 / 在庫 / SKU バランス / 運賃 / 追加生産可能性)や、店舗ランク(売上規模・消化率の格付け)× サイズレンジ(過去販売実績によるサイズ構成比)などの構造を、顧客ごとに変更できる。「経験値」「センス」と呼ばれる属人化の核と、業界の中央 vs 店舗の二極往復問題を、構造で受け止める。
② レビュー重視の業務フロー
人間が最終承認 / まとめて承認
AI 全自動ではなく、AI 提案 + 人間承認。1 商品ずつではなく 複数商品を「物理出荷単位」としてまとめてレビュー → 一括確定(REVIEWING ステータス)。責任所在の希薄化と専門性の剥奪感を回避し、稟議が通る形にもなる。
③ 業務フローに対話型 AI
構造化できないものを扱う
地域選好・ブランド世界観・店舗の動的状況など、構造化データでは描けない文脈を、AI との対話を通じて配分に反映する。AI = 業務フローに同伴する対話エージェント

06届け方 — CS + エンジニアの両輪

SENDAI の差別化は機能だけではなく 届け方 にもある。標準 SaaS の「セルフサーブで使えます」に対し、SENDAI は「CS が初期から伴走し、エンジニアがロジックを調整し続けます」を取る。05 の Accommodate Your Reality を運用面で実装したもの。

6.1体制 — 両輪で伴走する

「設定したら自走」モデルではなく、CS とエンジニアが両輪で顧客に伴走する。03 で示した「判断者」が役割を発揮するには、運用体制も従来 SaaS と変える必要があるため。

CS

初期から顧客に伴走する

  • 使い方の習得サポート
  • 運用立ち上げの伴走
  • 並行稼働の見守り
  • 定例ミーティング・課題ヒアリング
エンジニア

ロジック・使いやすさをすぐに調整

  • 顧客固有ロジックの実装(ETL)
  • 配分判断ロジックの調整(しきい値・係数)
  • UI の使いやすさのチューニング
  • 運用後も継続的に改善

6.2競争優位の中核 — 顧客固有ロジック

エンジニアの仕事の中核は 顧客固有ロジック の実装と継続的な調整。SENDAI の競争優位の中核でもある。

なぜ重要か

初回のデータ取り込みと、日次の自動取り込みで、同じロジックを使い回す設計。最初に作り込んだものが運用フェーズでもそのまま動き続けるため、顧客ごとに違うデータの癖はすべてこのロジックの中に集約される。「データを綺麗にしてから来てください」と顧客に丸投げせず、マスタ整備支援 + AI 意思決定をワンパッケージ で提供できる。顧客のデータがどう変わっても、エンジニアがロジックを調整して対応し続ける

07現在地 — 顧客状況と実装ステータス

2026-06-01 時点のスナップショット。v1.0 MVP は 2026-07 リリース予定

7.1顧客状況

運用中 1 社 + 商談中 5 社。1.4 で定義したターゲット範囲(コアターゲット + 規模が外れる)に集中。

運用中

株式会社フランドル — 受託納品完了

  • 補充発注(週次、月火曜開始)
  • 新商品初期配分(月次)
  • 営業利益管理(フランドル固有モジュール)
商談中

5 社で進行中

  • マザーズインダストリー 確度高め 7 月からワンチャン
  • クロノス 見積もり提示中 早くて 7 月から
  • リーガルコーポレーション 商談中
  • カイタックインターナショナル 商談中
  • TS デザイン 商談中

SPA・セレクト・モード・卸を横断して開拓中。

7.2実装ステータス(領域別)

領域状態
補充発注パイプライン(コア)DONE アルゴリズム G + ワークフロー H 実装完了
新商品配分パイプライン v0.1DONE フランドル現行と 99%+ 一致
倉庫発注 v0.1DONE 類似度は fake、本実装は v0.2 で
AI エージェント基盤DONE 4 種類 + Cost Guard / Pending Action
ETL / オンボーディングDONE 8 クライアント分のロジック実装済み
認証 / 権限 / マスタ / ダッシュボードDONE 実装完了
マルチテナント基盤DONE company_id 複合 FK、隔離テスト 48 本
インフラ基盤(AWS 本番環境:CDK / ECS Fargate / RDS / SES / CloudWatch + パスワードリセット / MFA / セキュリティヘッダー 等)WIP MVP リリースまでに対応
画像連携モジュール v0.1.5WIP 6 月中に実装
類似アルゴリズム組み込み(新商品配分 / 倉庫発注)WIP 6 月中

08SENDAI の未来像 — 3 フェーズで広がる

SENDAI は 「業務課題の解消 → クリエイティブな業務 → ブランド価値の永続」 の 3 フェーズで広がっていく。プロダクトとして実現したいことは 3 軸に集約される。

8.13 フェーズで進化する

PHASE A — いま

業務課題の解消

アパレル小売の分断と属人化を解消する コアな業務機能 をモジュールとして提供。MD / DB が毎週 6 時間かけていた発注・配分業務を、30 分の確認・承認に変える。中身は 04 章 参照。

PHASE B — 次

クリエイティブな業務

業務フローのさらに先の クリエイティブな業務 をサポート。分析から業務フローまでを一連のフローで SENDAI 上に実現し、判断者がブランドを育てる仕事に集中できる状態へ。

PHASE C — 先

ブランド価値の永続

ブランド専用 AI を SENDAI 内に作り上げ、ブランドの世界観・粗利・顧客資産を長期的に守る。発注・配分業務を ブランド専用 AI と人間が一緒にこなす 形を実現する。

8.2継続的に作り込む 3 軸

リリースは終点ではなく、Phase A の運用と並行して 3 軸を作り込み続ける。軸 ① で Phase A を磨き、軸 ② で Phase B、軸 ③ で Phase C へ進む

軸 ① — Phase A の磨き込み

既存モジュールを磨き続ける

  • 補充発注 / 新商品配分 / 倉庫発注 のアルゴリズム精度向上
  • 類似度ベースの新商品発注量予測の精度向上
  • AI エージェント強化(補充発注 / ダッシュボード / データ探索 / なんでも AI)
軸 ② — Phase B への接続

分析と業務の動線一体化

  • analysis 層と workflow 層の接続:カスタムレポートを動線ハブに(マザーズ TOP20 / リーガル配分マトリクス / フランドル月次予実 をプロダクト化)
  • 順方向(analysis → workflow)+ サブループ(配分案 → 予想売上金額のリアルタイム試算)
軸 ③ — Phase C への接続

意思決定の蓄積

  • 過去の配分結果を学習した配分計画(フィードバックループ)
  • 確定計画 → 次回 analysis 参照の 双方向接続
  • 蓄積データから店舗・商品の 個別最適化業界共通資産化

8.3到達したい状態

SENDAI 内の ブランド専用 AI に、蓄積された過去の意思決定が ブランド固有の判断軸 として組み込まれる。AI と人間が一緒に発注・配分の質を継続的に押し上げていく状態を目指す。作業に追われる存在から、未来を追う存在へ